* これが夢ならば、冷める前に朽ち果ててしまえ *











「・・・・・・あっちゃぁーちょっと遅かったか」



見事に中ボスに遭遇って感じだね。

しかも中ボスさんの逃げる途中。

うわぁー嫌な場面。



「・・・アンタ、何者?」


「さぁ?」



名乗るわけにはいかないでしょ。

この人もコッチの世界の人間ならねぇ・・・

でも、まぁ・・・私も気になるって言えば気になる。



「・・・・・・」


「クス、What you are name?」



よし、先手必勝。

私はさっき何者って聞かれたから、さぁ?って答えた。

今度は名前が何か聞き返してやった。

さて、この人の答えはどんなものかしら?



「・・・関谷純よ」


「あー東条ね、東条組代行サン」



名乗ってくれちゃったよ。

うわぁ・・・正直者じゃん、この人!

しかも東条代行だし・・・



「アタシは名乗ったわよ」


「はいはい、私は・・・よ、


ってまさか・・・」


「あは、そのまさかだね」


「・・・アンタ、久保田誠人を知ってる?」


「うん、もちろん」



誠人クンのお家に居候中ですから。

なぁーんて、この人の前では言わないけど。



「怖い男ね」


「そうだねぇーっていいの?私と呑気に喋ってて」


「それはアンタにも言えることでしょう?」


「あは、それもそうだね。じゃあとりあえずバイバイね」





















「あっ誠人クーン!!」


チャン?」


!遅せぇーよ!!」


「ごめんごめん。間に合わなかったー」


「大丈夫だよ、チャン。沙織チャンも無事だし」


「ホント?そっか・・・よかった。で、沙織チャンは?」


「葛西サンと一緒に行ったよ」


「あっそっか」



葛西サン刑事サンだし。

葛西サンと一緒だったら安心だもんねー。



「そういえば・・・稔クンは無事じゃ無さそうだね」


「これくらい大丈夫だって!」


「そう?無理しちゃダメだよー」



とりあえず傷口を叩いてみよう。

これで悲鳴とか上げなかったら重症だね、稔クン。



「いてぇ!!何すんだよ!!」


「あ、よかったね。稔クン重症じゃないよ」


チャン、時任が可哀想だよ」


「あははーごめんごめん。ごめんね、稔クン?」




















これが夢ならば、冷める前に朽ち果ててしまえ
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